Q. こんにちは。まずはご自身の体験を共有してくださり、ありがとうございます。最初に Routinery を知ったきっかけと、それがあなたにとってどんな存在だったのかを教えていただけますか。
A. 私は健康上の理由から、過去3年半ほど Routinery を使っています。最初に見つけたのは、クリニックにいたときでした。病気の状態から抜け出したくて、何か自分を助けてくれるツールはないかと必死に探していたんです。
当時の私は、朝になると完全に混乱していました。医師から「脳震盪を起こしているような状態だね」と言われたほど、方向感覚が失われていたんです。毎朝、何とか自分を保つために「やることリスト」を紙に書いていました。でも、洗面所の近くでは紙が濡れてしまうし、正直とても不便でした。
そんなときに Routinery に出会いました。それで、すべてが変わったんです。何かを持ち歩く必要もなく、ただ画面に表示されるステップに従えばいい。順番を入れ替えたり、新しいステップを追加したり、もう必要なくなったものを削除したりもできる。人生でいちばん必要としていたときに、構造と明晰さを与えてくれました。
Q. 現在のルーティンは、どのようなものですか?
A. 朝と夜、それぞれ6つのステップで構成したルーティンを作っています。6は私のお気に入りの数字なんです。
とても構造的ですね。どちらのルーティンも、最初はジャーナリングから始まります。質問形式のプロンプトを使って、その日を振り返るんです。これを3年間続けてきて、自己理解が驚くほど深まりました。ジャーナリングにはだいたい1時間ほどかかります。そのあと2分間の呼吸法を行い、次に自分が「信じると決めた」アファメーションを読みます。たとえば、
「新しいチャンスは、いつも私のもとにやってくる。」
ただ読むだけでなく、その言葉を感じるようにしています。それが、私を地に足のついた状態に戻してくれるんです。
Q. とても意図的ですね。それぞれのステップは、どのような発想から生まれたのでしょうか。
A. 私は、できるだけ具体的でありたいんです。たとえば、髪をまとめずにそのまま洗面所に入ってしまうことが多いと気づきました。そこで「ドレッサーで髪をまとめる」というステップを追加しました。そうすれば、洗面所では手を洗ったあとに顔を洗える。
それから、私はベッドメイキングをほとんどしないタイプでした。無理にやろうとする代わりに、自分にとって自然な行動を取り入れました。窓を開けて「ベッドを空気にさらす」。それが私の習慣になったんです。
もう一つの例は、郵便受けです。私はとても繊細な気質で、悪い知らせが来るのが怖くて、郵便受けを開けるのを避けていました。でも、それを毎日のルーティンに組み込むことにしたんです。人によっては冗談のように聞こえるかもしれませんが、私にとってはとても現実的な恐怖でした。今では、ためらうことなく毎日一度、郵便受けを開けています。ただ「習慣」にしただけなんです。
Q. 2番目のステップである「GOOD」と「GRFB」についても触れていましたね。まだ発展途上とのことですが。
A. はい。朝起きてベッドを出る瞬間、夜に帰宅する瞬間にあたる部分で、まだ完成していません。今も手探りで探しているところです。すべてのステップが、自分の価値観と一致していないとできないんです。価値を感じられない行動は、どうしても続けられません。
今は「ゆっくりした朝」を学んでいる最中です。不安やパニック、動悸なしに目覚めること。私は CPTSD を抱えていて、かつては過度に生産的な人間でした。それが原因で体を壊してしまったんです。だから今は、まったく新しい生き方を学び直しています。
Q. その変化について、もう少し詳しく教えてください。
A. 今は自然の中で暮らしています。新鮮な空気を吸い、蛇口の水も飲めるほどきれいです。私は昔から水道水の味が苦手なので、それで分かるんです。健康的な食事をして、ゆっくり動き、時間をかける。以前の私には不可能に思えたことです。
今では、ジャーナリングに1時間かかっても、コーヒーを飲むのに1時間かかっても、それを「普通のこと」として受け入れています。この3年間、私は「急ぐこと」を手放す練習をしてきました。よく自分に言い聞かせるんです。
「私たちは機械じゃない。人間なんだ。」
核となる信念が、完全に変わりました。そして、その変化に沿って生きることを学んでいます。
Q. ジャーナリングは、このプロセスの中でどんな役割を果たしてきましたか?
A. ジャーナリングは、物事の捉え方そのものを変えてくれました。良い意味で、とても敏感になりました。人の行動をより正確に分析でき、パターンにもすぐ気づけるようになったんです。以前は数か月かかっていた気づきが、今では数日で得られます。
毎日のプロンプト付きジャーナリングは、不必要なドラマから私を救ってくれました。表面上は良さそうに見えても、嘘をついたり、ガスライティングをしたり、裏切ったりする人たちと、深く関わらずに済むようになったんです。集中力と感情の明晰さを与えてくれました。
Routinery は、時間を可視化してくれた点でも大きな役割を果たしました。自分がどれくらいジャーナリングに時間を使っているかが分かった。それがすべての始まりです。最初の3年間は、「やるべきだから」と自分に言い聞かせて続けていました。でも今は、その価値を心から感じています。それが、決定的な違いです。
Q. ご自身を、構造的に考えるタイプだと思いますか?
A. はい。私は大きく考えるのが好きで、書くことも大好きです。Routinery を作っている皆さんも、きっと構造や分析を楽しむ方たちなのではないかと思っています。いつか、Routinery が生まれた背景や、その後どんな道をたどってきたのか、ぜひ聞いてみたいです。
Q. 最後に、何か他に伝えたいことはありますか?
A. トラウマを抱えた身体にとって、個人的なルーティンがどんな感覚なのかを、もっと伝えたいです。日常生活がどれほど困難に感じられるか、その理解を広めたい。
たとえば、歯を磨くという行為は、私にとって「コントロールを手放す」ことでした。それがとても怖かった。動けずに、1時間ソファに座ったままのこともありました。そこで、大好きな曲を流すようにしたんです。それだけで、体験がまったく変わりました。
ヨガも同じでした。パニック発作や解離を経験しましたが、外で、新鮮な空気の中で行うことで、地に足がつきました。朝の冷水シャワーも、神経系を落ち着かせる助けになりました。
Routinery は、こうした努力を「続けられるもの」にしてくれました。郵便受けを確認すること、請求書をソーシャルワーカーに回すこと、洗濯、瞑想——すべてが、ステップに分解することで可能になったんです。
最後にひとつ。夜、鏡の前で髪をとかしながら、自分にこう言います。「私はまだ若い」。その夜の儀式が、一時期失っていた自分自身と、私をつなぎ直してくれます。ゆっくりな一日も、立派なルーティンです。それが大切なんです。
Q. Routinery チームへのメッセージをお願いします。
A. 心から感謝を伝えたいです。日常生活を支えてくれるアプリとして、これ以上のものに出会ったことはありません。今も健康を取り戻す途中ですが、これからも使い続けます。築いてきたものを守らなければ、簡単に元に戻ってしまうからです。Routinery は、何度でも立ち戻れる、持続可能なものを作る手助けをしてくれました。
もし一つだけお伝えできるなら、ときどき立ち止まって、「なぜこの仕事をしているのか」を振り返ってほしいということです。何が自分を突き動かしているのかを問い直す。その内省は、私を裏切ったことがありません。いつも成長へと導いてくれました。
このアプリを作ってくれて、ありがとう。私の話に耳を傾けてくれて、ありがとう。そして、この物語を誰かと共有することを選んでくれて、ありがとう。言葉にできないほどの意味があります。
ベルギーは今16:49です。この時間を共有できたことに、深い感謝を感じています。皆さんにとって、今日が美しい一日になりますように。
🌼 ゆっくりな一日も、ルーティン。
🕊️ ゆっくりな一歩でも、丁寧に重ねればリズムになる。リズムは習慣になり、習慣はやがて、癒しへと変わっていく。